韓国側からは脱会者2名(金敬天さん、趙景淑さん)を含む合計4名が来日されました。
すべてまとめるととてつもなく長くなりますので、脱会者2名の話を主にまとめさせていただきます。
1)摂理の集会妨害について
今回来日予定だった金眞豪氏が来日できなかったことについて、
摂理側からの妨害がありました。
韓国で記者会見をした際にチョンミョンソク教祖へ送ったビデオを上映したのですが、
その映像は後にもふれますが、全裸の女性数十人が教祖へアピールしたもので、
そのビデオに出ていた女性が名誉毀損で金氏を訴えました。
これは日本で記者会見がされるということを知った韓国摂理が急遽告訴したもので、
告訴された結果、出国はできなくなるための措置でした。
金氏が来られなくなったのは残念ではありましたが、
よかったこともあったと思います。
ビデオは脱会者のねつ造だと言っていましたが、
摂理の信者が名誉毀損で訴えたことにより、
そこに映っていた女性達は摂理信者であるという証明となりました。
また、金氏の代わりに来てくださった金敬天(キムギョンチョン)さんが
韓国幹部の中では一番日本摂理に関わっていた方だったので、
日本摂理のことも詳細な話を聞くことができました。
私もよくしていただいていたので、久々にお会いできて本当にうれしかったです。
また、7月6日は脅迫メールも送られてきたそうです。
日本摂理のほうは、実力行使ではなく、摂理メンバーが揺れないように
事前にいいわけを作っておくという方法をとったようです。
特にネットにも書かれていた(すぐに削除されたけど)ように、
来日する韓国脱会者は摂理信者をだまして金を奪った詐欺容疑で
すでに有罪判決が出ている犯罪者だと説明しているようです。
本人らに確かめましたが、一笑に付されました。
詐欺の有罪判決が出たのであれば判決文があるでしょうから、
ぜひ摂理のみなさんは指導者に確かめてください。
証拠が大好きな摂理ですから、判決文は絶対に取り寄せているでしょうから。
2)教祖へ送られた動画について
内容は、見事にアダルトビデオでした。
作成されたのは2007年。教祖が中国の別荘に潜伏していた際に
韓国の女性信者たちが教祖にアピールするために作られたものです。
中国に潜伏していた時の教祖は、その別荘内に日本館、台湾館、韓国館を作り、
三国から女性達を定期的に呼び寄せていました。
この動画はその呼び寄せる女性を選ぶため。教祖の愛人を選ぶために作成されたもので、
水着で映っていた女性は教祖とはまだ関係を持っていないもの、
全裸の女性達は、すでに教祖と関係をもっていたものだとのことです。
摂理は最初この映像をねつ造だと言っていましたが、
そこにものすごく大勢の現役女性メンバーが映っているものを脱会者がねつ造するのは難しく、
後に「映っていた女性たちがおかしくなった」と説明を変えています。
ちなみに日本人の動画もあるのかと質問してみましたが、それは不明とのことです。
動画は他にもたくさんあるらしく、まだすべてに目を通せていないとのことです。
この多くの動画は、教祖が中国で拘束された際に公安に押収されたものを、
韓国の脱会者たちが取り返したものだとのことです。
動画の内容も衝撃的なものでしたが、
そこにいた女性達が口々に「主よ」「主様(チュニム)」と教祖のことを呼んでいました。
この時代、教祖は確かに主でありメシアでありました。
また、動画を撮影しているのもまた常緑樹の女性とのことです。
女性の画像には身長、スリーサイズ、名前の字幕がありました。
また中国で行われたクリスマスパーティーの画像もありました。
こちらは教祖の周りを女性達が取り囲んで踊っているものですが、
多くの人たちがいる中で男性はひとりも映っておらず、
また踊っている姿も普通に踊っているのではなく、教祖の周りに女性達がからみつくようなもので、
ひとりの女性は脱いでいってました。
動画は2007年のものですが、今も刑務所にいる教祖のもとに写真などが送られ、
教祖が出所したときのために常緑樹チームが作られているということです。
3)常緑樹について
教祖の愛人、または愛人候補者たちは組織化されています。
それらは「月星会」「常緑樹」という名前で、現在それぞれ「秀」「松」と名前を変えています。
「秀」は教祖と一度でも関係を結んだ女性の集まりで、A・B・Cの3つのランクに分けられています。
Aは教祖が最も気に入っている本部グループ、Bは各部署の報告者、Cはそれ以外の女性達です。
「松」は教祖の犯罪のことは知らないまま信仰心から教祖を崇めている、いわば待機グループです。
他に「タンポポ」という組織もあり、これは教祖に選ばれることがなかった信仰心の厚い年長者の
グループだとのことです。
4)韓国脱会者のことば
趙さん、金さんも涙ながらに話されていました。
彼らが摂理を出たのは2009年。
教祖が裁判で「メシアと言ったことなどない」と言ったことに対して
「今までメシア、主だと言っていたのに、信じていたのに」と不信感を抱いたとのことです。
2人に共通しているのは、ともに26年、30年と摂理に時間を捧げた身であるということです。
そして2人とも、ひたすら申し訳ないと謝罪の言葉を口にしていました。
ギョンチョンさんは
「罪を償うために来日したので、来られていたマスコミ関係者の方々には
存分に顔を映して、どうかテレビに映してください」と訴えていました。
特に日本のメンバーには有名なギョンチョンさんは、日本の人たちに
申し訳ないと思っていたと明かされました。
教祖の犯罪を知りながら摂理に多くの人を導いてしまったとひたすら反省されていた姿が
印象的でした。
とりあえずまとめました。
感想などはまた後日に!